映画「Dunkirk」がいいと思えない

「Dunkirk」という映画を観ました。

 

Christopher Nolan が監督、One Direction のHarry Styles が出演、そしてレビューがめちゃ高い。

これは観るしかないと意気込んで臨んだ。

 

これほど劇場の2時間が重ぐるしく感じたことはない。

息がしづらいと感じた映画もない。

 

さて、視聴後の感想。

はっきり言って私はこの映画が全くいいと思わなかった。

そしてそのことにショックを受けた。

これほどの前評判の高さである。

やっぱりよかった、と感動に浸って劇場を後にするはずじゃなかったのか。

私だけがこの映画の良さをわからないのか。

 

戦争ものだから、とかシリアスだから、とかで嫌いだったのではない。

内容がとてもわかりにくかった。登場人物が多すぎるし、誰も同じような顔をして同じような場所にいて区別がしにくい。セリフが少なさも気になった。視聴者に行間を読んで欲しかったのかもしれないが、戦争の映画でバンバン撃ち合いしてるのに行間を読むのを期待するのは無理だ。やたら気持ちを煽るような音響もイマイチ。この映画は「やりすぎ」と「やらなすぎ」の言ったり来たりという感じがした。セリフも話も演技も全く心に響かなかった。

 

レビューはこぞって、Harry Styles の演技が素晴らしいと書いているがこれにも疑問を持った。私は完璧な配役ミスだと思った。この人は雰囲気が明るすぎて映画のサバイバルシーンから飛び出てしまっていた。Tom Hollandのように必死に命をかけて生きている青年になれていない。出番もそれほど多くない。プロの批評家がどうやって彼を評価したのか知りたいくらいだ。

 

あと、この映画はあまりにもセリフが少ない。セリフが少ないから多分大事なことを言っているに違いない、、、と必死に聞こうとするのだが、イギリス英語が全くと言っていいほど聞き取れなかった。 Come on!  you can hear British English.と自分を鼓舞しながら聴くのだが、やはりダメ。

 

それもあって評価が下落。

全部が映画のせいってわけじゃなさそうね。