一緒に手をつないで歩くには才能がいる
カリフォルニアの夏の夕暮れは美しい。
昼間燦々とした陽がそそぎ、青い空が照り映えても
夕暮れは優しく訪れ、そのオレンジにゆったりと包まれる。
こんなとき、ふと空虚な気分に乗っ取られることがある。
人生の夕暮れに佇み、、ああ、このまま一生が終わってしまうのかと
虚しい感じがする。
唐突だが私が一つ憧れているものがある
「手をつないで散歩する」夫婦だ
手をつないで歩く、という行為は実はとても才能がいる
相手の歩調に合わせ、
時折景色を見て
言葉をかけながら
歩を進めていく
握った手は離さず
これは、ものすごく忍耐と思いやりのいる行為なんじゃないだろうか
私の夫は手をつないで歩くことができない。
人に合わせて歩く、ということができない人なのだ(^^:)
こっちが一生懸命合わせないとスタスタ先に行ってしまう
このままの人生だと手をつないで歩くと言う憧れは叶わなそうだ
歳を取ってもバラバラに歩くのはきついなあ、、、と10年後を想像して
ため息が漏れる